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気管支炎喘息について
気管支に炎症がおこり、気道が狭窄すること
どのような症状の時に喘息を疑いますか
咳、痰の絡んだ咳。
呼吸するときに、ゼイゼイ、ヒューヒュー、ゼロゼロといった音 喘鳴がある時。
呼吸する回数が増える、肋骨の下がへこんだ呼吸をする。
体を起こしていないと呼吸が苦しい、呼吸困難がひどいと話もできなくなることもあります。
検査について
花粉症、アトピーなどを持っていないかどうか、家族にいないかどうか。
喫煙歴、小児の場合は両親の喫煙歴、ペットの飼育歴を詳しく聞きます。
血液検査でアレルギーがないかどうかを調べます。
肺機能検査を行い、気道可逆性試験を行います。
気道可逆性試験とは、気管支拡張剤を吸入する前と後に肺機能検査を2回行います。
吸入後の検査で改善をみとめれば気管支拡張剤に反応があり喘息の診断となります。
喘息の原因
■アレルゲン(アレルギーを起こす物質)
ダニ、ハウスダスト(家のホコリ) 花粉(スギ、雑草など)
ペット(犬、猫など) ゴキブリやユスリカのような昆虫
ホルムアルデヒドなどの化学物質
■アレルゲン以外
風邪、タバコや花火の煙
工場の煙や自動車の煙による大気汚染(四日市ぜんそくなど)
鎮痛剤などの薬物(特に、アスピリン)
ストレスや不規則な生活
コーヒーなどの嗜好品
以上のように、様々な原因で喘息を発症したり、悪化したりします。まずは原因を見つけて、取り除くことも大事な治療の1つと考えています。
治療について
日本呼吸器学会のガイドラインに準じて治療を行います。
吸入ステロイド、気管支拡張剤、ロイコトリエン拮抗剤、テオフィリン製剤(小児には使用しません)、ステロイド内服、点滴を使用します。
小児喘息は、成人への移行を減らすため厳密に治療します。
発作がない時期も治療が必要です。発作を予防することが大切です。